2008年06月13日

格差の固定化を避け希望が持てる社会の実現には!

格差の固定化を避け希望が持てる社会の実現には!

特に日本のように新卒採用に偏っていると、再チャレンジの機会が少なく、格差が固定化されやすい。 
子育て世代をめぐる所得環境は、若年層のパート・アルバイトを中心に極めて厳しい。


競争社会において格差の存在そのものは必ずしも否定されるべきものではないが、むしろ低所得者が希望を喪失して働く意欲が低下してしまうことにより、その社会階層への固定化を加速させてしまうことが問題と考えられる。

こうした状況を回避するためには、彼らが努力しても報われない状況を変え、再挑戦が可能な社会を目指すことが必要である。

 このため、まず、雇用環境の改善が望まれる。

先に見たように、正社員とパート・アルバイトとの間には大きな所得格差が存在している。

もちろん、正社員とパート・アルバイトの間には責任の軽重や転勤・残業の有無、勤続年数などの差がある場合が多く、時間当たりの賃金格差もそうした差を反映している面もあるが、必ずしもそれだけでは合理的に説明できない部分もある。

例えば、正社員と同じ仕事をしているパート・アルバイトが三年前と比べて「増えている」とする事業所は、「減っている」事業所を大幅に上回っており、基幹業務に対するパート・アルバイトの関与割合は高まっていると考えられる(第2−2−18図)。

また、子どもを持つ既婚女性がパート・アルバイトを選択するのは、子育てとの両立に向けて仕事の量を調整するためであり、必ずしも働く意思や能力に関わる問題とは限らない。

こうした状況を踏まえると、性別、年齢、学歴などを問わない、均等な雇用機会が確保される労働市場への見直しとともに、パート・アルバイトが正社員との均衡を考慮して処遇されることが必要である。

 一方、パート・アルバイトについては、安定的な雇用関係を結んでいないため体系的な企業内教育訓練の機会がほとんど与えられず、また比較的単純な業務が多いため、仕事を通じて技能やノウハウが蓄積されにくい。

また、企業側からは、パート・アルバイトについて十分な能力が身についていない、やる気が見られず採用してもすぐに辞めてしまうといった声も聞かれる。

このため、雇用環境の改善のみならず、若年労働者自身による職業上の技能を高めるための努力や、個人の職業能力のスキルアップ、キャリアアップの機会創出及びパート・アルバイトの正社員への就職支援が必要である。
無料お試し
posted by あちゃこ at 09:59| Comment(0) | 新卒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。